引越しの電気・ガス・水道手続き|停止・開始の順番と立ち合い

公開:2026年8月2日/更新:2026年8月2日

執筆・確認:スムーブ運営

参照資料確認日:2026年8月2日

先に要点

  • 最初に、請求書・契約書・支払明細から旧居と新居の電気・ガスの契約先、水道の管轄窓口を特定します。
  • ガスは開栓時の立ち合い要否を契約先へ確認し、必要なら予約枠から先に確保します。電気・水道も旧居の停止日と新居の開始日を対にして申し込みます。
  • 全国共通の申込期限はありません。事業者・自治体ごとの受付可能日と、賃貸契約に料金が含まれるかを確認します。
手続き早見表を見る(4項目)
引越し日が決まったら
契約先と管轄を特定
請求書、契約書、支払明細、賃貸契約書を確認
希望日を選べるうちに
ガス開栓の立ち合い要否を確認
予約枠、立会者、機器、当日の連絡先を確認
続けて
3サービスの停止・開始を申請
旧居の停止日と新居の開始日を別々に記録
引越し当日
使用可否と最終精算を確認
電気、水道、ガス機器、旧居の停止受付を確認
目次を開く(9項目)
電球とガスメーター、水道の蛇口のイラスト

引越し当日に電気・ガス・水道が使えない事態を避けるには、引越し日が決まった時点で契約先を特定し、ガス開栓の立ち合い要否を確認して、必要なら予約枠から先に押さえるのが最初の行動です。その後、旧居の停止日と新居の開始日を3サービスそれぞれ対にして申し込みます。

最も間違えやすいのは、物件の管理会社や地域名だけで契約先を決めつけることです。電気・ガスは小売事業者を選べる場合があり、水道の窓口と受付時期は自治体・水道事業者で異なります。賃貸では料金が管理費等に含まれる場合もあります。

この記事を読み終えると、契約先の探し方、手続きの順番、ガスの立ち合い、当日に使えない場合の確認先までを一つの行動表にできます。ここで扱う日数は法定期限ではなく、各事業者・自治体が案内する受付の目安です。実際の申込期限、費用、必要情報は契約先の公式案内で最終確認してください。

最初に契約先と管轄を特定する

結論は、旧居と新居を分け、電気・ガスは契約先、水道は管轄窓口を確認することです。

電力・ガス取引監視等委員会は、現在契約している小売事業者を契約書、請求書、口座振替やクレジットカードの利用明細などで確認し、引越しの手続きを早めに行うよう案内しています。契約を止め忘れると、次の入居者が使用した分まで請求されるおそれがあるため、旧居の停止も申請します。

次の順で、1行ずつ記録してください。

サービス 旧居で確認 新居で確認
電気 小売事業者名、お客さま番号、停止日、最終精算 選んだ小売事業者、供給地点、開始日、ブレーカー操作
ガス 契約先、停止日、メーター位置、立ち合い要否 ガス事業者、開栓予約、立会者、ガス機器
水道 管轄窓口、使用中止日、精算方法 管轄窓口、使用開始日、元栓、物件側の契約方式

新居の契約先が分からないときは、賃貸借契約書、重要事項説明書、入居案内、管理会社からの連絡を確認します。紹介された事業者との契約が必須か分からない場合は、その場で申し込まず、契約条件と選択可否を管理会社・供給事業者へ確認してください。

ガスの立ち合い要否と予約枠を先に確認する

結論は、新居のガス契約先へ開栓時の立ち合い要否を確認し、訪問が必要なら先に予約することです。

東京ガスは、使用開始時に係員が訪問し、ガス漏れ検査やガス機器の安全確認を行うため、立ち合いが必要と案内しています。この案内をすべての事業者へ一律に当てはめず、新居の契約先で訪問・立ち合いの有無を確認してください。訪問が必要な場合、電気・水道のオンライン申込みが先に終わっても、ガスの予約枠が入居日に取れなければ、調理や給湯を使えないことがあります。

予約前に次を用意します。

  1. 新居の正確な住所と建物名・部屋番号
  2. 使用開始希望日と立ち合える時間帯
  3. 契約者名、連絡先、支払方法
  4. 当日に立ち合う人と、新居へ入る方法
  5. 使用予定のガス機器

代理人が立ち合えるか、予約変更の締切、当日の連絡方法は契約先で異なります。旧居のガスメーターがオートロック内などにあり、係員だけで入れない場合は、停止時にも立ち合いが必要になることがあります。

旧居の停止と新居の開始を対で申し込む

結論は、「旧居を止める」申込みと「新居で始める」申込みを別タスクとして扱い、受付完了を両方確認することです。

同じ事業者を継続する場合でも、使用場所が変わるため、旧住所と新住所の情報が必要です。事業者が異なる場合は、旧居の停止と新居の開始を別々の窓口へ申し込みます。

日付は次の考え方で決めます。

  • 旧居:掃除、退去立ち合い、鍵返却で必要な最終時刻まで使える停止日を選ぶ
  • 新居:鍵を受け取り、実際に使い始める日を開始日にする
  • 引越し日がずれる可能性がある場合:変更方法と連絡期限を先に確認する

申込後は、受付完了メール、受付番号、停止日、開始日、訪問時間帯を保存します。支払方法を継続できるか、旧居の最終料金がどの方法で精算されるかも確認してください。

電気は開始日と契約内容を確認する

結論は、新居の電気契約が開始日で有効になることを確認し、当日のブレーカー操作を契約先の案内どおりに行うことです。

東京電力エナジーパートナーは、申込んだ使用開始日以降にブレーカーを入れて使用する手順を案内しています。通常は立ち合い不要としていますが、設備の状況などにより立ち合いが必要な場合があります。これは同社の案内であり、すべての小売事業者・物件へ一律には当てはまりません。

契約前には、料金プラン名だけでなく、契約期間、解約条件、セット契約、支払方法、連絡先を確認します。電力・ガス取引監視等委員会は、事業者名や連絡先、契約条件を十分に確認するよう案内しています。電話や訪問で急かされても、事業者名と契約内容が確認できない申込みは進めないでください。

電気の停止・開始手続きでは、受付に必要な情報と当日の確認項目をタスク単位で確認できます。

ガスは開栓と機器のガス種を確認する

結論は、開栓作業が終わるまでガス機器を使わず、転居先のガス種に合う機器かを確認することです。

経済産業省は、都市ガスの種類が地域によって異なり、ガス機器がガス種と合わない場合は不完全燃焼などにつながるおそれがあると案内しています。旧居からガスコンロ等を持ち込む場合は、本体表示と新居のガス種を自分だけで判断せず、開栓時に担当者へ確認してください。

当日は係員が案内する検査・機器確認に立ち合います。立会者が契約者本人でなくてもよいか、所要時間、持参物は契約先の予約確認で確定します。

ガスの停止・開始手続きで、旧居のメーター位置と新居の立ち合い準備を分けて確認できます。

水道は地域ごとの受付時期を確認する

結論は、水道は全国共通の期限を当てはめず、旧居・新居それぞれの管轄窓口が案内する日数で申し込むことです。

たとえば東京都水道局は使用開始・中止を3〜4日前までに申し込むよう案内し、大阪市水道局は使用中止を原則5日前までに申し込むよう案内しています。同じ水道手続きでも目安が異なるため、「どこでも1週間前」などと決めつけないでください。

同じ市内の引越しでは旧居の中止と新居の開始をまとめて受け付ける例もありますが、自治体外へ移る場合は別の水道事業者へ申込みます。集合住宅では、管理会社や貸主が一括契約し、使用料を管理費等と一緒に請求することもあります。

確認順は次のとおりです。

  1. 賃貸借契約書と入居案内で個別申込みの要否を確認する
  2. 個別申込みなら旧居と新居の管轄窓口を特定する
  3. 使用中止日と使用開始日を申し込む
  4. メーター番号、元栓、最終精算方法を確認する

水道の停止・開始手続きでは、自治体・水道事業者へ確認する情報を整理できます。

引越し当日に使えないときの確認順

結論は、安全に操作できる範囲だけを確認し、申込内容と設備の状態が一致しなければ契約先へ連絡することです。

状況 最初に確認すること 自分で解決しないこと
電気がつかない 開始日・住所・受付完了、ブレーカー 焦げ臭い、火花、漏電が疑われる設備
ガスが使えない 開栓作業の完了、元栓、機器の案内 無断の開栓、機器の分解、ガス臭がある状態での点火
水が出ない 開始日・住所・受付完了、案内された元栓 物件共用部の無断操作、凍結・漏水設備の分解

ガス臭、漏電、漏水など安全に関わる異常がある場合は、通常の申込み窓口ではなく、契約先・管轄事業者が案内する緊急窓口へ連絡してください。連絡先は契約先ごとに異なるため、事前に公式サイトや申込完了案内へ保存しておきます。

関連する手続きとガイド

結論は、ライフライン3件を同じ予定表に置き、ネット回線や退去手続きとは予約枠を分けて管理することです。

予定日、世帯、賃貸など自分の条件へ絞る場合は、チェックリスト生成フォームで必要な可能性がある手続きを期限順に整理できます。

よくある質問

Q. 電気・ガス・水道の手続きはいつまでにすればよいですか?

全国共通の申込期限はありません。引越し日が決まったら契約先・管轄窓口を特定し、受付可能日を確認してください。水道だけでも東京都水道局は3〜4日前、大阪市水道局は原則5日前を案内しており、地域で異なります。

Q. ガスの使用開始には立ち合いが必要ですか?

東京ガスの案内では、開栓時に係員が訪問し、ガス漏れ検査や使用機器の安全確認を行うため立ち合いが必要です。契約先によって予約方法や立会者の条件が異なるため、新居を担当する事業者の案内を確認してください。

Q. 電気の使用開始にも立ち合いが必要ですか?

東京電力エナジーパートナーの案内では通常は立ち合い不要ですが、設備の状況などにより立ち合いが必要な場合があります。開始方法とブレーカー操作を新居の契約先へ確認してください。

Q. 賃貸住宅でも自分で水道を申し込みますか?

物件によっては水道料金を管理会社や貸主へ支払う契約があります。賃貸借契約書と入居案内を確認し、個別契約なら管轄の水道窓口へ使用開始を申し込んでください。

Q. 引越し当日に電気・ガス・水道が使えないときはどうしますか?

まず申込完了メールや受付番号で開始日と住所を確認します。電気はブレーカー、ガスは開栓作業の完了、水道は元栓と管轄窓口の受付状況を確認し、解決しなければ各契約先の緊急・問い合わせ窓口へ連絡してください。

今回確認した内容

電気・ガスの契約先を請求書等で確認して早めに手続きする消費者向け案内/東京電力エナジーパートナーの電気使用開始時の手順と立ち合いの例外/東京ガスのガス開栓時の立ち合い、安全確認、停止時の立ち合い条件/東京都水道局と大阪市水道局で異なる水道の推奨受付時期/転居先のガス種と使用機器の適合を確認する安全上の注意

この記事の参照資料

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