引越しの荷造りはいつから?箱詰めの順番と梱包の確認方法

公開:2026年8月9日/更新:2026年8月9日

執筆・確認:スムーブ運営

参照資料確認日:2026年8月9日

先に要点

  • 引越し日が決まったら、最初に契約先へ梱包範囲・資材・完了時刻・運べない物を確認します。
  • 荷造りは不用品の仕分けから始め、普段使わない物、直前まで使う物の順に進めます。
  • 重い物は小さい箱、軽い物は大きい箱を基本にし、箱ごとに運び先と中身を記録します。
手続き早見表を見る(4項目)
引越し日と契約先が決まったら
契約範囲と締切を確認
自分で梱包する物、資材、完了時刻、引受制限
資材を用意する前
荷物を4つに仕分け
運ぶ、手放す、別送、自分で持つ
資材がそろったら
普段使わない物から箱詰め
部屋、運び先、中身、壊れやすさ
前日から当日
すぐ使う物を分離
書類、薬、充電器、洗面用品、着替え
目次を開く(7項目)
開いた引越し用段ボールと衣類、食器、梱包テープ、確認用クリップボード、台車のイラスト

引越しの荷造りは、引越し日と契約先が決まったら、梱包範囲と締切を確認することから始めます。全国共通の「何日前」という期限はありません。荷物量、依頼するプラン、資材の受取日で必要な期間が変わるためです。

最も間違えやすいのは、普段使う物から先に封をすること、箱に運び先を書かないこと、家にある物はすべて運んでもらえると思い込むことです。この記事の順番で進めれば、仕分けから当日の携行品までを分け、契約先へ確認すべき物も判断できます。荷造り以外の期限は、条件から自分用のチェックリストを作成して一緒に管理できます。

荷造りは期限ではなく作業量から逆算する

結論は、引越し日が決まった時点で仕分けを始め、資材がそろったら普段使わない物から箱詰めすることです。「2週間前」などの案内は事業者が示す目安の一例で、荷物量や契約プランへそのまま当てはめないでください。

国土交通省の標準引越運送約款では、見積書に荷送人・荷受人・事業者が行う作業内容を記載し、荷造り作業などの料金を分けて示すこととしています。まず見積書と契約約款で、次を確認します。

  1. 自分が箱詰めする範囲と、事業者が梱包する範囲
  2. 段ボール、テープ、緩衝材、専用ケースの提供内容と受取日
  3. 箱詰めを終える時刻と、当日まで出しておく物
  4. 家具の分解、家電の配線、衣装ケースの取扱い
  5. 運べない物、事前申告が必要な物、別料金になる作業

そのうえで、荷造りを次の4段階へ分けます。

段階 行うこと 完了の目安
引越し日が決まったら 全体量を確認し、手放す物を分ける 処分・買取・別送の予定が決まる
資材がそろったら 季節外の物、予備品、本、装飾品を箱詰め 当日まで使わない物が箱に入る
直前まで 日常品を使用頻度で分け、箱はすぐ閉じられる状態にする 当日用以外を封できる
前日から当日 最後に使った物を入れ、携行品を分離する 契約先の作業開始時刻に渡せる

引越し全体の予約時期は引越しのやることリストで確認し、見積書の作業範囲は引越し見積もり比較ガイドで照合できます。

最初に持っていく物と手放す物を分ける

荷造りの前に、すべての物を「新居へ運ぶ」「手放す」「別の場所へ送る」「自分で持つ」の4つへ分けます。不要品まで箱へ入れると、必要な資材と運搬量が増え、あとで処分のために箱を開け直すことになります。

部屋ごとに一周し、次の順で判断します。

  • 壊れている物、期限切れの物、自治体ルールに沿って処分する物
  • まだ使えるため、買取・譲渡を検討する物
  • 新居ではなく、保管先や家族宅などへ別送する物
  • 現金、通帳、印鑑、鍵、重要書類など自分で持つ物
  • 新居へ運び、事業者へ預ける物

粗大ごみや家電4品目は、箱詰めとは別の手配が必要です。粗大ごみの処分方法と確認順で自治体回収・家電リサイクル・買取を分け、退去日までの搬出日を先に決めてください。

使わない物から部屋別に箱詰めする

箱詰めは、使用頻度が低い物から始め、同じ部屋で使う物をまとめます。NXの国内引越サービスも、普段使わない物から進め、箱に運び先と品名を表示する方法を案内しています。

おすすめの順番は次のとおりです。

  1. 季節外の衣類・寝具、飾り物、趣味用品
  2. 読み終えた本、予備の食器、買い置きの日用品
  3. 使用頻度の低い調理器具、書類、子どもの予備用品
  4. 直前まで使う衣類、食器、掃除用品
  5. 前夜や当日の洗面用品、充電器、寝具

箱には、少なくとも「新居で置く部屋」「中身の種類」「壊れやすいか」「先に開けるか」が分かる印を付けます。上面だけでは積み重ねたときに見えないため、契約先の指定がなければ側面からも判別できるようにします。個人情報や貴重品の内容を外から詳しく書く必要はありません。

箱へ通し番号を付け、自分用のメモに中身を簡潔に残すと、搬入後に不足へ気づきやすくなります。メモには住所や契約番号などを入れず、端末内で管理できる範囲にとどめます。

箱は重さと壊れやすさで使い分ける

結論は、重い物は小さい箱、軽い物は大きい箱へ入れ、箱の中で物が動かないようにすることです。サカイ引越センターは、段ボールの底をテープで固定し、重い物と軽い物で箱を使い分ける方法を案内しています。

荷物 箱詰めの基本 確認すること
本・書類 小さい箱へ分ける 持ち上げられる重さか、底が固定されているか
衣類・タオル 大きい箱を使う 湿っていないか、専用ケースを使うか
食器・瓶 一つずつ包み、隙間を埋める 箱の中で動かないか、上下を重くしすぎていないか
液体 ふたを確認し、袋で分ける 漏れたときに他の荷物を汚さないか
刃物・工具 刃先や先端を覆って固定する 外から触れても危険がないか
電子機器 データをバックアップし、配線を分ける 契約先が梱包するか、申告が必要か

箱を組み立てる方法、使える資材、1箱の重さの上限は契約先の指示を優先してください。中古箱を使う場合も、湿気、油汚れ、破れ、においがないかを確認します。梱包資材の準備を完了にする前に、契約プランへ含まれる資材と不足分を照合しましょう。

当日使う物と自分で運ぶ物を分ける

荷物をすべて同じトラックへ預けず、「新居ですぐ開ける箱」と「自分で携行する袋」を分けます。鍵や薬まで箱へ入れると、搬入前や移動中に取り出せません。

新居ですぐ開ける箱には、次のような物をまとめます。

  • 洗面用品、タオル、トイレットペーパー
  • 着替え、寝具、最低限の食器
  • 充電器、延長コード、照明に必要な物
  • 掃除用品、はさみ、開梱用の道具
  • 子どもやペットが当日使う生活用品

自分で持つ袋には、旧居と新居の鍵、財布、スマートフォン、常用薬、身分証明書、通帳・印鑑、見積書や連絡先を入れます。携行品はトラックへ積む箱と離して置き、作業員へ預けない物だと分かる状態にします。

冷蔵庫と洗濯機は、一般の箱詰めだけで準備が終わりません。型番ごとの電源・排水・固定方法は冷蔵庫・洗濯機の引越し準備ガイドで確認してください。

運べない物と申告が必要な物を確認する

国土交通省の標準引越運送約款では、携帯できる貴重品、危険品、動植物や美術品など特殊な管理を要する物について、引受けを断る場合があると定めています。また、壊れやすい物、パソコンなどの電子機器、変質・腐敗しやすい物などは、その有無と種類・性質の申告を求めるとしています。

ただし、標準約款を基にした実際の契約内容やサービス範囲は事業者・プランで異なります。次の物は箱へ隠して入れず、見積もり時または気づいた時点で契約先へ確認します。

  • 現金、有価証券、通帳、キャッシュカード、印鑑、宝石など
  • 石油、引火性ガス、スプレー缶など危険性がある物
  • 生鮮食品、液体、においが強い物、温度管理が必要な物
  • ペット、植物、ピアノ、美術品、骨董品など特殊な管理を要する物
  • パソコン、精密機器、壊れやすい食器や照明
  • 大きな家具、組み立て家具、分解方法が指定された製品

事業者の公式FAQは取扱い例として参考になりますが、他社にも共通するとは限りません。申込み先の約款、見積書、FAQを確認し、必要なら専門サービスや自分で運ぶ方法を決めます。

荷造りが間に合わないときは契約先へ連絡する

間に合わないと分かったら、当日の作業開始まで隠さず、すぐ契約先へ残量と荷物の種類を伝えます。契約外の箱詰めが必要になると、作業時間、料金、車両計画へ影響する可能性があるためです。

次の順に相談します。

  1. 残っている部屋、箱数の目安、家具・家電の状態を伝える
  2. 追加の梱包サービス、資材、作業開始時刻の変更可否を確認する
  3. 追加料金と見積書の変更内容を確認する
  4. 当日使う物と自分で運ぶ物だけは先に分離する
  5. 処分予定の物を、運ぶ荷物へ急に戻さない

自分だけで終わらせるのが難しい場合は、家族などへ「本だけ」「衣類だけ」と作業範囲を分けて依頼します。壊れやすい物や危険性が分からない物は、急いで梱包せず契約先へ確認してください。

まとめ

  • 引越し日が決まったら、契約先へ梱包範囲・資材・締切・引受制限を確認する
  • 不用品を先に分け、普段使わない物から部屋別に箱詰めする
  • 重い物は小さい箱、軽い物は大きい箱にし、運び先と中身を記録する
  • 当日使う物と貴重品は分離し、運べない物や注意が必要な物は契約先へ申告する

荷造りをほかの手続きと同じ日程で進めるなら、引越しのやることリストで全体像を確認し、自分用のチェックリストを作成してください。

よくある質問

引越しの荷造りは何日前から始めればよいですか?

全国共通の開始日はありません。引越し日が決まったら仕分けと処分を始め、資材がそろい次第、普段使わない物から箱詰めします。契約先が指定する梱包完了時刻や資材の受取日がある場合は、その案内から逆算してください。

スーパーなどでもらった段ボールを使えますか?

使用できる箱や資材は契約先の案内を確認してください。自分で用意する場合は、汚れ・湿気・破れがなく、荷物の重さに耐えられる箱を選び、底をテープで固定します。契約プランに資材が含まれるかも先に確認します。

タンスや衣装ケースの中身はそのまま運べますか?

家具の種類、中身、契約先の作業方法で異なります。衣類を入れたまま運べる場合もありますが、貴重品・割れ物・衣類以外を出すよう求める事業者もあるため、見積もり時に確認してください。

引越し業者に運んでもらえない物はありますか?

国土交通省の標準引越運送約款では、携帯できる貴重品、危険品、動植物や美術品など特殊な管理を要する物は、引受けを断る場合があるとしています。実際の契約約款と事業者の案内を確認し、必要な物は自分で運ぶか専門サービスを手配してください。

関連記事

今回確認した内容

国土交通省の標準引越運送約款における荷造りの責任と、見積書に記載する作業範囲/携帯できる貴重品、危険品、特殊な管理を要する荷物の引受制限/壊れやすい物や電子機器など、運送上の注意が必要な荷物の申告/普段使わない物から進め、箱の大きさ・運び先・中身を分ける事業者の梱包例/家具や衣装ケース、パソコンなどの取扱いは契約先やプランで異なること

この記事の参照資料

あなた専用のチェックリストを30秒で作成

引越し予定日と条件を入力すると、期限順の手続きリストが自動生成されます。

チェックリストを作る