マイナポータルの引越し手続き|オンラインと窓口の進め方

公開:2026年7月26日/更新:2026年7月26日

執筆・確認:スムーブ運営

参照資料確認日:2026年7月26日

先に要点

  • 利用条件を満たせば、転出届の提出と転入先への来庁予定の連絡をマイナポータルから行えます。
  • 転入届・転居届そのものはオンラインでは提出できず、新住所の市区町村窓口へ行く必要があります。
  • 転出元自治体での処理状況が「完了」になったことを確認してから、転入先へ来庁します。
手続き早見表を見る(3項目)
引越し前
引越しの種類と利用条件を確認
市区町村をまたぐか、有効な電子証明書があるか
オンライン申請時
転出届と来庁予定を送信
申請内容、来庁予定日、処理状況
引越し後
新住所の窓口で届出
14日期限、カード住所変更、関連手続き
目次を開く(7項目)
マイナポータルの引越し手続き|オンラインと窓口の進め方のアイキャッチ

「マイナポータルで転出届を送れば、役所へ行かなくてよい」と思っていませんか。オンラインでできる範囲を取り違えると、新住所の窓口へ行く日が遅れたり、必要なカード更新をもう一度行ったりする原因になります。

最初に行うことは、別の市区町村への引越しか、同じ市区町村内の引越しかを確認することです。別の市区町村へ移る場合は、利用条件を満たせば転出届と来庁予定の連絡をオンラインで行えます。ただし、転入届は引越し後に新住所の窓口で行います。

この記事では、マイナポータルでできること、窓口へ行くタイミング、同一市区町村内の転居や申請変更で迷う点までを行動順に整理します。必要書類や関連手続きは自治体・世帯の状況で異なるため、最終的には新旧自治体の案内も確認してください。

オンラインでできること・窓口で行うこと

結論は、オンラインで完了できるのは主に転出元への転出届で、転入・転居の届出は新住所の窓口で行うという分担です。

引越しの場面 マイナポータルで行うこと 窓口で行うこと
別の市区町村へ移る 転出届の提出、転入先への来庁予定の連絡 引越し後に転入届、カードの住所変更、必要な関連手続き
同じ市区町村内で移る 転居届を出すための来庁予定の連絡 引越し後に転居届、カードの住所変更
国保・介護保険等に該当する 必要な手続き・持ち物の確認 自治体の案内に従って別途手続きする場合がある

デジタル庁は、オンラインによる転出届と来庁予定の連絡には全国すべての市区町村が対応すると案内しています。転出届をオンラインで提出した場合、転出元の窓口へ行くことは原則不要です。ただし、届出に不備がある場合や関連手続きがある場合は、来庁を求められることがあります。

個別の行動は、転出届転入届転居届の手続きページでも確認できます。

利用前に確認する条件と持ち物

結論は、申請を始める前に「国内の引越し」「有効な電子証明書」「暗証番号」「引越す人」を確認することです。

引越し手続オンラインサービスを利用できるのは、次の条件を満たす場合です。

  • 日本国内で引越しをする
  • 有効な電子証明書を搭載したマイナンバーカード、iPhoneのマイナンバーカード、またはスマホ用電子証明書を利用できる
  • 電子署名に必要な暗証番号を入力できる
  • 引越し日、新住所、引越す人を申請画面で確認できる

本人だけでなく、住民票上の同一世帯員の引越しをまとめて申請できる場合があります。一方、委任状が必要となる代理人による申請は、マイナポータルの機能では行えません。引越す人の組み合わせと窓口へ行く人を、申請前に確認してください。

転入先の窓口では、引越す人のうち少なくとも1人が自身のマイナンバーカードを提示する必要があります。カードを申請に使っただけで、窓口への持参が不要になるわけではありません。

マイナポータルで転出届を出す手順

結論から言うと、申請は「入力して送信」で終わりではなく、転出元自治体の処理状況が完了したことを確認するまでがオンライン側の作業です。

  1. マイナポータルの「引越しの手続」にログインする
  2. 対象となる手続き、引越す人、必要なものを確認する
  3. 引越す日、旧住所、新住所、世帯の情報を入力する
  4. 転入先で必要になりそうな関連手続きと来庁予定を選ぶ
  5. 入力内容を確認し、電子署名をして送信する
  6. マイナポータルで転出届の処理状況が「完了」になったことを確認する
  7. 表示された持ち物と自治体の案内を確認して来庁する

転出元自治体での処理は、自治体の開庁時間に行われ、一定の時間がかかります。申請直後に移動して同日中に転入先へ行くと、転出情報の処理が終わっておらず、転入届を受理できない場合があります。申請状況を確認し、余裕のある来庁予定日を選んでください。

転入先の窓口へ行く前に確認すること

結論は、引越し後14日以内の来庁日を確保し、マイナポータルの完了表示と自治体指定の持ち物を確認することです。

別の市区町村へ引越した場合、転入届は新住所に住み始めた日から14日以内に提出します。将来の日付で引越し前に転入届を出すことはできません。同じ市区町村内の転居届も、引越した日から14日以内です。

来庁前は次を確認します。

  • マイナポータル上の転出届の処理状況が「完了」になっている
  • 来庁場所、受付時間、来庁予定日が合っている
  • マイナンバーカードと自治体が指定する本人確認書類を持った
  • 引越した家族分のカードや必要書類を確認した
  • 国民健康保険、介護保険、子ども関係など該当する関連手続きを確認した

窓口ではマイナンバーカードの住所変更も確認します。スマホ用電子証明書で転出届を出した場合でも、カードの更新手続きは転入先の窓口で必要です。

来庁予定の連絡は、待ち時間がなくなることを保証するものではありません。届出内容の審査や繁忙期の混雑もあるため、時間に余裕を持ってください。

同一市区町村・申請変更で迷うケース

結論は、同じ市区町村内の引越しでも窓口手続きは残り、申請後に予定が変わった場合は変更時期によって連絡先が変わることです。

同じ市区町村内で引越す

転出届は不要です。マイナポータルから転居届のための来庁予定を連絡できますが、転居届そのものは窓口で提出します。引越した日から14日以内に、カードの住所変更とあわせて確認してください。

引越しを取りやめる・引越す人が変わる

マイナポータルへ入力した転出予定日の前日までは、オンラインで取消しの申出ができます。転出予定日以降は署名用電子証明書が失効するため、オンラインでは取消しできません。転出元の市区町村へ相談してください。

転出届を出した直後に転入先へ行く

転出元自治体の処理が完了していないと、転入届の受理に時間がかかったり、当日に受理できなかったりする場合があります。来庁前にマイナポータルの申請状況を確認してください。

次に行う関連手続き

結論は、マイナポータルの申請だけで引越し全体は終わらないため、該当する手続きを同じ来庁日とその前後へ振り分けることです。

引越し全体の順番を先に見たい場合は、引越しのやることリストも確認してください。世帯、賃貸、車など自分の条件へ絞る場合は、チェックリスト生成フォームから期限順のリストを作れます。

よくある質問

先に結論を確認できるよう、オンラインと窓口の境界で迷いやすい質問をまとめます。

Q. マイナポータルだけで引越し手続きは完了しますか?

いいえ。転出届は利用条件を満たせばオンラインで提出できますが、転入届・転居届はオンラインでは提出できません。新住所の市区町村窓口で対面の手続きが必要です。

Q. マイナポータルの引越し手続きは全国で使えますか?

デジタル庁は、オンラインによる転出届と来庁予定の連絡は全国すべての市区町村が対応すると案内しています。ただし、日本国内の引越しで、有効な電子証明書を搭載したマイナンバーカード等を持つなどの利用条件があります。

Q. 来庁予定を送れば窓口で待たずに済みますか?

来庁予定の連絡は予約枠や待ち時間の短縮を保証するものではありません。届出内容の審査や繁忙期の混雑があるため、自治体の受付案内を確認し、時間に余裕を持って来庁してください。

Q. マイナポータルで転出届を出した当日に転入手続きできますか?

転出元自治体の処理には時間がかかり、開庁時間に処理されます。マイナポータルで処理状況が「完了」になったことを確認し、申請日から余裕を持った来庁予定日を選んでください。

Q. 同じ市区町村内の引越しでも使えますか?

来庁予定の連絡は利用できますが、転居届そのものはオンラインでは提出できません。引越した日から14日以内に市区町村窓口で転居届とマイナンバーカードの住所変更を確認してください。

今回確認した内容

オンラインで提出できるのは転出届で、転入届・転居届は窓口手続きであること/引越し手続オンラインサービスの対象者と全国の市区町村への対応状況/転出届の処理状況を確認してから来庁する必要性/転入届・転居届の14日期限/同一世帯員による申請と委任状が必要な代理人申請の違い/国民健康保険等の関連手続きが別途必要な場合があること

この記事の参照資料

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